話の肖像画

駐日サンマリノ大使・マンリオ・カデロ(2)欧州初の神社建立に尽力

 〈初めて日本に来たとき、「なんとステキな国が地上に残っていたのだろう」と神様に感謝する気持ちになったと著書に記している〉

 みんなものすごく優しく、フレンドリー。昔は、どこに行っても、「どこの国の人ですか?」と必ず聞かれました。皆さん、「ああ、イタリアですか。カンツォーネ、ピザ、スパゲティ…」と持てる知識を動員して喜ばせようとしてくれました。見ず知らずの人が自宅に招いて、ごちそうしてくれました。お礼に食器を洗おうとすると、「いやあ、大丈夫、大丈夫」と。昔の日本のおもてなしはすごかったですよ。今は、その優しさが結構失われてしまったような気がします。日本人同士でも疑い深くなって。田舎の方はまだいいですけどね。(聞き手 原川貴郎)

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