中国北京市の日本大使館で15日、日本人留学生と地元大学生の新成人らによる日中合同の「友好成人式」が開かれ、振り袖や袴、チャイナドレスなどに身を包んだ約200人が参加した。
新成人代表としてあいさつした北京師範大の谷尾詩織さん(20)は「中国の方々はとても優しく親密だが、日本人も中国人もお互いに偏見を持っている。わたしたちは尊重し合い、理解し合うべきだ。両国の懸け橋となるような職業につきたい」と意気込みを語った。日中の新成人2人が書き初めを披露し、中国側は「夢」、日本側は「温故知新」と書き上げた。
北京語言大4年の蓋楽さん(21)は「茶や香など中国の伝統文化に興味がある日本の若者と交流する機会が多い。お互いが深く相手の国を理解すれば関係はよくなると思う」と話した。(北京 西見由章)