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ジャニーズのコンサートチケットは前払い抽選 外れたファンが損をする販売法を消費者団体が問題視

 ジャニーズ事務所の公式ファンクラブを運営する「ジャニーズファミリークラブ(JFC)」に対し、消費者団体が昨年10月、JFCの「会員規約は不適切」として、規約の変更を求める申し入れを行ったことが波紋を広げている。申し入れ後にこの消費者団体にはファンらから100件超の相談などが寄せられており、コンサートチケット販売をめぐる新たな問題も浮上している。(文化部 平沢裕子)

 申し入れをしたのは、内閣総理大臣が認定する適格消費者団体「消費者被害防止ネットワーク東海」(名古屋市)。消費者の被害の防止や救済などを目的として平成19年に発足したNPO法人で、愛知県を中心とする東海3県の消費者問題に取り組む弁護士や消費生活相談員、研究者など約120人によって構成される。

 適格消費者団体は、不当な契約や商取引に対し、個々の消費者に代わって、是正の申し入れや差止請求訴訟ができる権利を持つ。

 「消費者被害防止ネットワーク東海」(以下、同団体)は昨年3月、宝塚歌劇団のファンクラブ「宝塚友の会」に会員規約の改善を申し入れ、数カ月後に改定に至った実績がある。

 JFCは、SMAPやTOKIO、嵐、関ジャニ∞などジャニーズ事務所に所属しているグループの各ファンクラブを運営する(SMAPは昨年閉鎖)。会員規約は一律で、各グループとも入会金1000円と年会費4000円の計5000円の会費を振り込む入会システム。会員の特典は、発行される会報でいち早くお目当てのグループの情報が得られたり、コンサートチケットの優先申し込みができたりすることだ。

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