楠公さん連載(3)

神戸の誇り…観光客呼ぶストーリーに 神戸市観光コンベンション課・星島淳一課長

「楠公さんは神戸のシンボルの1つ」と話す神戸市観光コンベンション課長の星島淳一さん=神戸市中央区
「楠公さんは神戸のシンボルの1つ」と話す神戸市観光コンベンション課長の星島淳一さん=神戸市中央区

 楠木正成と長男の正行(まさつら)をテーマに日本遺産認定を目指す自治体に、大阪府の河内長野市や千早赤阪村などとともに、兵庫県から唯一、湊川神社などがある神戸市が名を連ねる。認定の鍵となる「ストーリー」は6市町村で検討中だが、2月には正式な申請を行う方針だ。

 神戸市にとって、正成にまつわる日本遺産の認定は観光客のさらなる増加に向けた起爆剤としての期待がある。「楠公さんは神戸のシンボルの一つ。歴史的なストーリーが加われば、新たに観光客を呼び込むアイテムになる可能性を秘める」と語るのは、市観光コンベンション課長の星島淳一さん(46)だ。

外国人観光客の呼び水

 市によると、神戸を訪れる観光客数は平成27年、インバウンド(訪日外国人客)の増加などを背景に過去最高となる3598万人を記録した。立ち寄り先は三宮や元町、神戸港周辺が中心で、湊川神社は観光の定番コースから外れた位置になっているのが現状という。