刑務所から囚人158人が脱走 フィリピン南部

 【シンガポール=吉村英輝】フィリピン南部ミンダナオ島キダパワン・シティの刑務所が4日未明、武装集団の銃撃を受け、ロイター通信によると、収監中の158人が脱走した。刑務所は、同島の独立を目指す反政府勢力、モロ・イスラム解放戦線(MILF)による計画的犯行と見て、逃走した囚人の捜索を進めている。

 襲撃は同日午前1時ごろに発生し、警備員1人が死亡した。刑務所内には1511人が収監されていたという。

 MILFは、2014年に政府と武装解除で合意し、包括和平合意文書にも調印しているが、国軍と散発的な衝突を続けている。ミンダナオ島ダバオ市長を長く務めたドゥテルテ大統領は本格和平の実現に意欲を示しているが、大きな進展は見られていない。

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