久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ

韓国大統領選、有力4候補の「反日度」を測ってみると…誰でも日韓関係悪化 潘基文氏も「先祖返り」懸念

 韓国外交筋は「日韓の政府間合意は政権が変わったからといって、そう簡単に覆るものではない」としているが、「不可逆的」とした約束が守られる保証はないのが現実だ。

有力4候補それぞれの人柄、傾向、背景は?

 潘基文氏は国連事務総長として最悪の評価だった。最も評価を下げたのは職務の中立性だ。

 国連に多くの韓国人を縁故採用して顰蹙(ひんしゅく)を買い、国連職員組合が批判文書を出したほど。さらに政治的にも事務総長というより自己アピールが目立った。ロシアのクリミア併合で国際社会がロシア批判を強めるなかで、潘氏はモスクワ対独戦勝記念式典に出席、中国の対日戦勝70周年式典にも出席している。しかし、核問題や難民問題への関与はせず、ニューズウィーク誌に「その無能は際立っている」と非難された。ただ、北朝鮮訪問には並々ならぬ意欲を見せており、大統領に就任すれば親北路線への傾斜が憂慮されている。 

 文在寅氏は潘基文氏を上回る。文氏は親北というより筋金入りの「従北」といえる。盧武鉉氏と弁護士時代からの知己で側近として青瓦台に入って大統領秘書室長を務めた。最近、とんでもない事実が明らかになっている。2007年国連の北朝鮮人権決議案の採決をめぐって文氏が「事前に北朝鮮に連絡して意向を聞いていた」と当時の外相が回顧録で暴露したのだ。

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