久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ

韓国大統領選、有力4候補の「反日度」を測ってみると…誰でも日韓関係悪化 潘基文氏も「先祖返り」懸念

 一方、潘氏の立場は国連事務総長時代には朴大統領に近かったため日韓合意を歓迎、評価していた。しかし、その後は発言していないため不透明だ。潘氏は盧政権の外相時代から「油うなぎ」のあだ名があり、思想信条より世論に左右される典型的なポピュリストである。事実、朴政権初期の対日強硬だった時期は自身も反日発言を行っていた。

 人気急上昇中の李在明・城南市長はすでに反日色を鮮明にしている。慰安婦に関する日韓合意は「国家的に合意できる事案ではない。国の越権行為だ」「被害者がいるのに政府がなぜ合意できるのか」などと語り、「国家間合意の最低限の条件を満たしていない」と全面見直しを主張している。

 4候補のいずれも朴槿恵政権を全面否定している韓国の政治状況からすると、次期政権での日韓関係は厳しいスタートになりそうだ。最も強硬なのは文在寅氏で、次いで李在明氏、さらに安哲秀氏、潘基文氏だが、文氏、李氏は日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)への反対も表明している。

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