経済インサイド

生モノ嫌いの中国「回転ずし」ブーム到来 訪日観光急増が追い風 人気の握りは…

 上海と蘇州を合わせて直営店が10店を超え、倉地氏は、「中国市場で次なる経営戦略をどう展開するか。2017年は勝負の年になりそうだ」という。

 倉地氏は対中ビジネスの根底に「日本の食文化をもっと海外に紹介したい」との強い思いがあるが、悩ましいのは他国と比べ「日本の政府や地方自治体からの応援が少ないこと」だ。

 中国で行われる国際水産品展示会で、「ロシアやニュージーランドなどは、国家ぐるみで大がかりに予算を投じて水産品のプロモーションを強力に行うのに対し、日本はバラバラに行う小規模なケースが多く、アピール力が弱い。中国の消費者が日本食材に関心を強めている今こそチャンスなのに」と話す。

 「現状維持はありえない」というのが倉地氏の中国でのビジネス哲学だ。日本では想定できない困難な障壁をいくつも乗り越えた先に、中国市場での成功が待っているといいたげだ。(上海 河崎真澄)

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