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ジョンベネちゃん事件から20年、米テレビ続々と再検証 残されたナゾと犯人探し

米国では年間1万5000件以上の殺人事件が発生、未解決事件は1980年以降でおよそ20万件に上るとされる。そんな中で、米国民のジョンベネちゃん事件への執着ぶりは他を圧倒している。

被害者が大富豪の家庭に生まれた美少女コンテストの常連者という側面だけでなく、大きく報じられたのは時代背景と無関係ではない。1994年に元妻と知人男性を殺害した罪に問われた米プロフットボールの元黒人スター選手、O・J・シンプソン氏の裁判が95年に無罪評決が出て一段落し、米国民の関心が一気にジョンベネちゃん事件に集まったとの見方もある。

また、ジョンベネちゃん事件の発生した96年は米国でインターネットが普及し始めた時期と重なり、その後のネットの急拡大で、一般人までもが「探偵」となり、独自に犯行説を発信するようになったことも、要因の一つだ。

地元紙のデンバーポスト(電子版)は昨年12月23日、「事件が解決する見込みは少ない」と悲観的に報じた。米ジョージア州の墓地に眠るジョンベネちゃんの隣には母親の墓があり、母娘は寄り添って節目の年を迎えている。