歌舞伎

もうすぐ「初舞台」 伝統継ぐ、ちびっ子歌舞伎俳優たち

【歌舞伎】もうすぐ「初舞台」 伝統継ぐ、ちびっ子歌舞伎俳優たち
【歌舞伎】もうすぐ「初舞台」 伝統継ぐ、ちびっ子歌舞伎俳優たち
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 平成29年、初舞台を踏むちびっ子歌舞伎俳優が次々と登場する。1月の新橋演舞場(東京都中央区)公演で武田タケル(6)が父の名を受け継ぎ、二代目市川右近に。2月の歌舞伎座(同)公演では中村勘九郎(35)の長男、波野七緒八(なおや、5)が三代目中村勘太郎、次男の哲之(のりゆき、3)が二代目中村長三郎をそれぞれ名乗る。(飯塚友子)

早替わりと宙乗り

 4月に小学校入学を控える右近。昨年6月、歌舞伎座の「義経千本桜」の安徳帝役で初お目見えを果たしたが、大きな目におかっぱの鬘(かつら)がよく似合っていた。「最初は緊張したけれど、慣れてきて楽しかった」とハキハキと話す。

 安徳帝は行儀よくじっとしていればよかったが、初舞台となる「雙生(ふたご)隅田川」は梅若丸と松若丸の2役早替わりに加え、今公演で三代目市川右團次(53)を襲名する父、市川猿之助(41)との3人宙乗りまである大役だ。右近は「(歌舞伎は)早替わりや宙乗り、すごいところが好き」と言うものの、高所は「怖い…」と本音も。右團次によると、右近は戦隊ヒーロー物が大好きで、「家で突っ張り棒をクルクル回している」というから本物の立ち回りに生きるかもしれない。

 「雙生-」は近松門左衛門作。能の「隅田川」を骨子とし、吉田家の双子の子息、松若丸と梅若丸(右近)と母の班女御前(猿之助)、吉田家の旧臣、猿島忽太(右團次)の悲劇を描く。新橋演舞場「新春大歌舞伎」は1月3〜27日。(電)0570・000・489