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自転車と徒歩、痩せるのはどっち?

 「一般的には、関節や筋肉への負担が少ない自転車の方が、休みなく継続的に運動ができます。毎日長時間続けられるため、痩せられるはずです。ウォーキングの方は、例えゆっくりと歩くにしても足だけで体重を支えるため、膝や足首また股関節などへの負担が大きくなります。自転車はサドル、ハンドル、ペダルで体重を分散できるため、負担を軽減することができます。また、風や地形の変化があってもギアを変更することで負荷を一定に保つことが可能ですので、脂肪燃焼効率のよい条件を持続することができます」(タカニワさん)

 身体に負担が多くかかると毎日続けるのは難しい。確かに延々と歩くのは想像しにくいが、自転車なら長い時間こいでいられそうだ。負荷がギアで調整しやすく、運動効率がよいのは自転車のようだ。

自転車は効率よく運動できるツール

 自転車が効率よく運動できる理由について、さらに詳しく聞いた。

 「競輪など瞬発力を必要とする種目もありますが、自転車は本来、持久系のスポーツです。太ももの前側の筋肉ではなく、裏側やお尻の筋肉を上手に使うことで脂肪を燃やしていけるのです。難しく考えると楽しくなくなるかもしれませんが、サドルの高さやペダル、ハンドルなどの位置関係を筋肉が適正に使われるようにセッティングすれば、より一層脂肪の燃焼効率がよくなります」(タカニワさん)

 自転車という乗り物自体が、そもそも効率よく筋肉を鍛えるのに適したスポーツ器具だということだ。自転車を保有している人は、専門家に聞きながら、ダイエット効果が高まるようきちんと調整してもらうとよいだろう。

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