中国観察

中国で鉄道建設ラッシュ 進む鉄道網整備、景気悪化カバーの思惑も 「四縦四横」から「八縦八横」へ

【中国観察】中国で鉄道建設ラッシュ 進む鉄道網整備、景気悪化カバーの思惑も 「四縦四横」から「八縦八横」へ
【中国観察】中国で鉄道建設ラッシュ 進む鉄道網整備、景気悪化カバーの思惑も 「四縦四横」から「八縦八横」へ
その他の写真を見る (1/2枚)

中国が大規模な鉄道建設ラッシュに沸いている。昨年11月末には日本円で4兆円を上回る投資金額となる北京周辺での鉄道計画が承認されるなど、鉄道建設が急ピッチで進められている。2016年夏には新たな鉄道網計画が示され、高速鉄道を中心に鉄道網整備を進める方針が打ち出された。中国当局は「鉄道は国民経済の大動脈」と鼻息が荒いが、構造改革にともなう景気悪化の影響を鉄道投資でカバーする狙いもあるとみられる。

「年末に中国鉄道投資が加速する」

中国のニュースサイト「界面新聞」は2016年11月中旬、年末に向けて中国の鉄道建設が進むとの記事を掲載した。記事では、中国当局が近く複数の新規の鉄道建設計画を認可するとの見通しが示された。

「鉄道建設の黄金時代」

実際、16年末に向けて中国では「鉄道建設の黄金時代」(中国証券網)といった活況を呈している。11月下旬、国家発展改革委員会は北京と近隣の都市を結ぶ2470億元(約4・2兆円)規模の鉄道計画を承認したとの声明を出した。それによると、港湾都市である天津市や河北省唐山市、北京の新空港を結ぶものなど計9路線で、総延長は1100キロに及ぶ。20年までの完成を目指しており、急ピッチで建設作業が進められる見通しだ。

会員限定記事会員サービス詳細