ニッポンの議論

元旦営業は是か非か? 石川勝芳氏「客がいる以上開店は使命」 夏山明美氏「日本人は疲れている」

 --ヤマダ電機など同業他社で元旦を休業にする動きもある

 「他社の施策についてはコメントする立場にない。他社の動きとは関係なく、お客さまがいる以上は元旦営業で対応することが当社の使命だと思っている。元旦の福袋などを楽しみにする人がいる限り、開店するのが大切だ」

 〈いしかわ・かつよし〉昭和39年、静岡県生まれ。52歳。静岡市立高校卒。63年、ビックカメラ入社。執行役員有楽町店店長などを経て、平成25年4月から営業本部長。全国のビックカメラ店舗の運営を統括する。

業界一斉休業の対応必要 博報堂生活総合研究所上席研究員 夏山明美氏

 --元旦営業をどう評価するか

 「今の日本人は昔よりも忙しく、疲れている。流通や小売り、外食業界の方も元旦ぐらいは休ませてあげてほしい。当社が行った今年の行動を振り返る調査では『オフの時間に休んだ年』と、『気分転換で出かけた年』の二者択一の質問に前者の回答が約7割を占め、後者が約3割だった。来年に力を入れたいことについて聞いた調査でも『睡眠・休息』がトップだった」

 --なぜ疲れている日本人が増えているのか

 「バブルが崩壊した平成4年に共働きと専業主婦の世帯数が逆転し、共働き世帯が年々拡大している。仕事をやめたいが、家計を支えるために働いている女性が多い。今後も人手不足で共働き世帯が拡大し、さらに疲れている人が増えると見込まれている」