ウルトラマン50年写真集

私服のフジ隊員とハヤタは水辺でツーショット… 秘蔵スナップや撮影ウラ話満載『ウルトラマンの現場』

 このスタッフのアルバムだけでなく、他のスタッフや監督、キャストらに話を聞きながら、さらに当時の写真を集めていったところ、かなりの枚数に膨らんでいった。

 「スタッフの方々も、手ずから撮った写真なので、むしろオフィシャルの写真よりも、『このときはこうだったんだよ』とか、とてもよく覚えていらっしゃるんです。だからこそ、これまで世に出ていなかったような写真やお話が出てくるんじゃないかと考えました」

 Qやマンで、監督や脚本を務めた飯島敏宏さん(脚本時は千束北男名義)や、脚本家の上原正三さん、特技監督でカメラマンの佐川和夫さん、さらに10月に逝去した美術監督の池谷仙克さんら15人から貴重な写真や証言が集まった。

 構成を手掛けた特撮関連のベテランライター、間宮尚彦さんも「まだそんな話があったんですか」と、聞いたことのないような話が集まった。

 どんどん集まってくるたびに、企画が増え、発売のタイミングまでが延び延びになっていたのが実情で、泣く泣く断念したものもあったといい、「何とか50周年のうちに」と、年内発売にこぎつけた。

 「ウルトラマン」の放映当時は、今のようなデジタルカメラで何枚も連写できる機械はなく、紙焼きも、カラーが高価だったためか、白黒のものなどが多い。前出の桜井さんと黒部さんのツーショットも、セピア色の紙焼きだ。

 それでも写真が記憶の引き出しを開ける引き金にはなっていたようで、「あ、そうそう、このときは…」とか「これは◯◯君と◯◯君がいるから、俺はこういう指示を出したときだな」などと話が弾んだという。

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