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ブラック・ジャック「ピノコ」のモデルと言われ…最初は嫌だったが父・手塚治虫の愛を知った-長女が語る

【メディア今昔】ブラック・ジャック「ピノコ」のモデルと言われ…最初は嫌だったが父・手塚治虫の愛を知った-長女が語る
【メディア今昔】ブラック・ジャック「ピノコ」のモデルと言われ…最初は嫌だったが父・手塚治虫の愛を知った-長女が語る
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 漫画界の巨匠、手塚治虫さん(1928~89年)が昭和21年、「マアチャンの日記帳」でプロ漫画家としてデビューし、今年で70年。その創作の全容はほぼ語り尽くされたかのようにも思えるが、かつてない角度から手塚作品を振り返る斬新な企画展「手塚治虫のヒロインたち~可憐な少女から妖艶な美女まで~」が今年の夏、宝塚市の市立手塚治虫記念館開かれた。手塚作品のヒロインだけに着目した全国初の試みとなるテーマ展。「鉄腕アトムなど少年漫画のイメージが強いために見過ごされがちですが、実は手塚は少女漫画も精力的に描き魅力的なヒロインを数多く残しています」。こう力説するのは手塚さんの長女で同展を企画した手塚るみ子さん。実家で見つけた幻の美女画集に惹かれ、企画展開催にこぎつけたるみ子さんがこれまで伝えられなかった手塚秘話を語った。(戸津井康之)

30以上の少女漫画を手掛ける

 「6~7年前に実家で、今は絶版になっている『手塚治虫美女画集 ロマネスク』の初版本を見つけたんです。そこには『リボンの騎士』のサファイアをはじめとする愛らしいヒロインだけでなく、妖艶で美しい大人の女性が数多く描かれ、実はこんな手塚の世界もあったのかと驚かされました」とるみ子さんは明かす。

 日本初の少女向けストーリー漫画「リボンの騎士」や「ふしぎなメルモ」などはアニメ化もされ、広く知られているが、実は手塚さんは30タイトル以上の少女漫画を手掛けている。興味を持ったるみ子さんは画集のヒロインや少女漫画の他、少年漫画の中に登場するヒロインも調べ、現存する原画や原稿を集めた。

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