大阪府市のIR推進会議、座長に大阪観光局長起用へ 警察関係者にも参加依頼

うめきたガーデンのオープニングセレモニーでテープカットをする大阪観光局の溝畑宏局長=10月7日、大阪市北区(南雲都撮影)
うめきたガーデンのオープニングセレモニーでテープカットをする大阪観光局の溝畑宏局長=10月7日、大阪市北区(南雲都撮影)

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備推進法の施行を受け、大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)への誘致を目指す松井一郎大阪府知事と吉村洋文大阪市長は27日、年明けに立ち上げる府市のIR推進会議の座長に、溝畑宏・大阪観光局長を起用することを明らかにした。

 松井、吉村両氏はまた、治安対策のために、会議には警察関係者にも参加してもらう意向を表明。事務方のトップには市経済戦略局の坂本篤則理事を起用し、ギャンブル依存症対策といった課題などについて話し合う。

 吉村氏は溝畑氏について「観光庁長官の経歴もあってIRにも造詣が深く、適任だ」と強調。溝畑氏は産経新聞の取材に、「IRは大阪の起爆剤になる。スピーディーに課題を整理し、府民市民の理解を得ていきたい」と話した。

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