高浜原発の抗告審終結 大阪高裁、判断は年明け

 関西電力高浜3、4号機(福井県高浜町)の運転を差し止めた仮処分や関電の異議を退けた大津地裁の決定を巡り、関電が大阪高裁(山下郁夫裁判長)に申し立てた抗告の審理は26日、書面の提出期限となり終結した。年明け以降に高裁の判断が示される見通し。

 仮処分を申し立てた滋賀県の住民側は、北九州市のメーカーが造ったフランスの原発の重要設備で強度不足が指摘された問題を受け、新たに今月9日、「国内の原発でも強度を具体的に確かめるべきだ」との書面を提出した。

 住民側は「熊本地震のように大きな揺れが短期間に2回起きることが想定されていない」とも主張。関電側は「高浜原発の立地上、考えられない」と反論している。

 2基は3月の大津地裁決定以降、法的に運転ができない状態が継続。関電は高裁に対し、仮処分の効力を一時的に止める執行停止も抗告と並行して申し立てている。

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