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財務省は26日、昭和天皇の在位60年を記念して昭和61年に発行した1万円銀貨を偽造した疑いがある銀貨が250枚程度見つかったと発表した。造幣局の鑑定では、半分以上が偽造と判明しているという。不審な銀貨を見かけたら警察や日銀に届け出るよう、注意を呼びかけている。
偽造銀貨は本物に比べ直径がやや大きいほか、模様が平面的で白っぽく、文字の線が太いといった特徴がある。今年5月から銀行などで見つかり、両替などで持ち込まれた可能性があるという。
財務省によると、同型の偽造通貨が25年に外国郵便の中から見つかっている。記念硬貨は当時、1千万枚発行され、金融機関の窓口で希望者に引き渡された。