【山梨県庁の猫問題続報】大岡裁き? 「餌やり禁止」か「去勢で共生」か…結論持ち越し、猫も中庭で年越し(2/2ページ) - 産経ニュース

メインコンテンツ

山梨県庁の猫問題続報

大岡裁き? 「餌やり禁止」か「去勢で共生」か…結論持ち越し、猫も中庭で年越し

 財産管理課は、野良猫の生態や餌を与える人の動向を調べ、11月下旬には餌やりを続けている人を特定したとしている。

 今後は県の保健事務所を通じて、餌やりをする人に直接、やめるよう注意したいという。餌が得られないようになれば来る猫も「自然に減っていく」(財産管理課)というわけだ。

 さらには、「県は被害者の立場だ。猫は野良猫ではない。餌をやる人の飼い猫であり、飼い主が責任を持って育てるべきだ」と憤りを隠さない。

 これに対し、衛生薬務課は餌やり禁止では問題は解決できない、との立場を強調する。

 実際、県庁内には10匹を超える猫が出入りしているとみられる。不特定の通行人で餌やりをする人もおり、県が一部の人を限定して注意しても、餌やりはなくならないという。

 衛生薬務課は「このまま妊娠して出産期の春を迎えたら不幸な猫が何倍にも増えてしまう」(動物愛護担当)と危惧する。去勢手術で自然減を目指すしかないという考えだ。愛護団体や近隣住民との話し合いの場を模索している。

 これに対し、財産管理課は「飼い猫を去勢することはできない」と否定的だ。

 公共性を重んじ、身勝手な餌やりに厳格に対処したい財産管理課、野良猫の抜本的な解消を図りたい衛生薬務課。県の判断は新たな年に問われる。

 (甲府支局 外崎晃彦)