台湾・国民党、日本食品の輸入規制緩和に反対のデモ

25日、中国国民党が台北市内で行なった、日本食品の輸入規制緩和に反対するデモ(田中靖人撮影)
25日、中国国民党が台北市内で行なった、日本食品の輸入規制緩和に反対するデモ(田中靖人撮影)

 台湾の中国国民党は25日、蔡英文政権が検討している福島県を除く4県産の日本食品の輸入規制の緩和に反対するデモを台北市内で行った。デモには党員ら約5000人(同党発表)が参加。「核食品に反対。子どもを救え」などと訴えた。中には「日本人が食べない食品を、なぜ台湾人が食べなければいけないのか」とデマを叫ぶ立法委員(国会議員に相当)もいた。蔡政権は緩和の先送りを決めているが、国民党は問題を政治利用する姿勢を強めている。25日は新北市で開かれた公聴会も反対派の抗議で流会となった。(台北 田中靖人)

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