クローズアップ科学

回顧2016年 ノーベル賞、ニホニウム、もんじゅ、ひとみ…快挙と挫折、歴史に刻む

熊本地震、余震確率の発表見直し

熊本県で4月、最大震度7の地震が相次ぎ発生し、大きな被害をもたらした。活断層の日奈久(ひなぐ)断層帯と布田川断層帯が連動した直下型だった。

4月14日にマグニチュード(M)6・5の地震が起き、気象庁は最も大きい「本震」と判断して余震への注意を促したが、2日後にはさらに大きいM7・3が発生。この反省から気象庁は余震の発生確率の発表方法を見直した。

10月21日には鳥取県中部で最大震度6弱の地震が発生。地下に隠れていた未知の断層によるもので、直下型地震への備えは全国どこでも必要

人工知能、トップ囲碁棋士に勝利

人工知能の囲碁ソフトと世界トップ級のプロ囲碁棋士との対戦が3月、ソウル市内で行われ、囲碁ソフトが初めて勝利した。

米グーグル傘下のベンチャーが製作したソフト「アルファ碁」と韓国の李世●(=石の下に乙)(イ・セドル)九段が対決。人工知能が囲碁で人類に勝つのは10年先ともいわれていたが、「ディープラーニング(深層学習)」という技術で性能が飛躍的に向上した。

人工知能は驚異的なペースで開発が進行中で、社会や経済に大きな変革をもたらすと予想される。技術開発や投資は米国が先行しており、日本は4月に国が戦略会議を立ち上げた。

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