落語は「笑点」だけにあらず

立川流から落語芸術協会へ、二度の師匠選びと二度の前座生活を経験した立川吉幸

【落語は「笑点」だけにあらず】立川流から落語芸術協会へ、二度の師匠選びと二度の前座生活を経験した立川吉幸
【落語は「笑点」だけにあらず】立川流から落語芸術協会へ、二度の師匠選びと二度の前座生活を経験した立川吉幸
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 一度、二ツ目に昇進したものの、師匠が立川流から落語芸術協会に移籍したことで、一年間の前座生活に戻ったという落語界でも、とても珍しい経験をしたのが、立川吉幸(43)。

 「師匠に付いていくことに迷いはなかった。自分ではどうにもならないことなので。『大変ですね』と、言われたが、好きな道なので」と、貴重な経験をした。前座生活は、立川流で9年9カ月、芸協で1年と異例の長さになった。

 吉幸の落語家生活は、これまで、苦労の連続かもしれない。以前の師匠が快楽亭ブラックで、立川流を除名になり、自身は立川流に残ることを決断。立川談幸の一門に移った。その後、談幸が立川流から芸協に移籍することになった。

 「入門から19年というのは、真打ちになっている年齢ですからね」

 何よりも、二ツ目になっていたから、また前座生活は苦しかった。前座は自分の時間がない。体力的にも辛かった。前座に戻ったことで、高座では羽織を着ることもできなかった。

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