浪速風

さあ、皆さん五輪音頭をご一緒に

紅白歌合戦の出場歌手と曲目を見て、白組の「福田こうへい 東京五輪音頭」が目に止まった。2020年東京五輪・パラリンピックの開催経費は総額1兆6千億〜1兆8千億円になるという。招致段階の2倍以上である。会場見直しをめぐるすったもんだもあって、期待がしぼんでしまった。

▶1964年の東京五輪の成功に、日本中にあふれた東京五輪音頭が果たした役割は大きい。三波春夫さんの歌唱で知られるが、レコード会社8社がそれぞれ人気歌手を起用して競作した。音頭は歌と踊りがセットである。五輪当時に小学2年生だったコラムニストの泉麻人さんは、前年の秋の運動会で踊ったそうだ。

▶このメロディーが流れると、身ぶり、手ぶりを思い出す人がいるのではないか。福田さんは2年前にも紅白で歌った。民謡出身の伸びやかな歌声で、暗雲を吹き払ってほしい。大みそかはテレビの前で、皆さんご一緒に。♪ハアー 待ちに待ってた世界の祭り…