春高バレー

男子チーム紹介 神奈川

 「ジャパネット杯 春の高校バレー」として来年1月4日に「東京体育館」(東京都渋谷区)で開幕する「第69回全日本バレーボール高校選手権大会」(日本バレーボール協会、産経新聞社、フジテレビなど主催)を前に、激戦を勝ち抜いた神奈川の代表校のうち、男子2チームを紹介する。 (女子2チームはあす掲載)

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 ◆県大会優勝 慶応 高さ生かし勝機つかむ

 県大会初優勝に加え、念願だった全国大会初出場も決まり、勢いに乗るメンバーらは、レシーブやブロックなどの練習に一層の気合が入る。

 今年のチームについて渡辺大地監督は、全体に身長の高さがあることに加え、主将の吉田祝太郎選手と加藤靖丈選手の2枚看板の活躍を挙げ、「(2人は)高いトスを、打つことができるし、多少レシーブが乱れても受け止め、チーム全体の信頼感が強い」と評価する。特に、県予選で頭角を現した加藤選手は、「ブロックや二段トスを打てるほか、ライトからもバックアタックが打てる強みがある」と絶賛する。

 吉田主将は「大会が迫り、良い意味で緊張感が高まり、一人一人のプレーも良くなっている」と分析する。

 初戦であたる鳥取商(鳥取)とは、直接の対戦経験がないため「実力は正直、読み切れない」(渡辺監督)。ただ、「相手がどうであれ、こちらが空回りせず、普通のプレーができれば、十分勝機はある」とみる。吉田主将も「当日、緊張しないよう、高校の体育館の練習でも、東京体育館でプレーしているイメージを持つようにしている」と打ち明ける。

 吉田主将は「ベスト4に入り、センターコートに立つ」と高い目標を設定。渡辺監督も「吉田や加藤のスパイク力があれば、戦い方次第で十分勝利を引き寄せられる」と分析する。1月4日の初戦までは、1日だけオフをとる以外は、合宿を含め、練習に集中する。

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 ■慶応高校(横浜市港北区日吉) 昭和23年創立。中高一貫教育を提供する私立校。部活動は体育系、文化系とも盛んで、強豪の硬式野球部などが活躍している。

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 ◆県大会2位 荏田 全員バレーで上位狙う

 4年連続の春高バレー出場。2年連続県大会優勝は惜しくも逃したが、全国大会での上位進出に向け、日々の練習にも力が入る。

 斎藤雅明監督は、「今年のチームは、全体に背は高くなく、突出した選手はいないが、高校生らしくみんなで協力し、戦っていく『全員バレー』が特徴」と分析する。

 竹田将也主将は「県大会で課題だったサーブ力を高めたり、一人一人が得点力を高められたりするよう練習を強化している」とし、最終調整に余念がない。

 主軸は、ここぞというときの得点力があり、「予想以上の働きをしている」と斎藤監督が高く評価する竹田主将に加え、チーム一のムードメーカーで、ライトをポジションとしながら、自分でレシーブし、打つこともできる川嵜幸一選手や、常に冷静にトスを上げられるだけでなく、ロングパスの練習の成果がめきめきと出ているセッターの阿部優大選手らの活躍が勝利の鍵を握る。

 初戦は、松阪工(三重)とあたるが、「両サイドが素早く動き、最後は相手のブロックを利用してタッチアウトに持っていくといったプレースタイルが似ているので、しっかり対策していく」(竹田主将)と分析。斎藤監督は「夏のインターハイ以降、強豪校に負けない力が備わってきている。プレーの精度を高めることが課題。攻撃力の偏りの是正をしていきたい」とする。

 残された時間は少ないが、全員が活躍できるようケガに注意し、年明けの全国大会に備える。

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 ■県立荏田高校(横浜市都筑区荏田南) 全日制普通科の中に一般コースと体育コースがある。陸上競技部や体操競技部、バスケットボール部なども強豪として知られる。

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