衣類リサイクル・リユース率10% 定規や名刺への再生研究も

衣類リサイクル・リユース率10% 定規や名刺への再生研究も
衣類リサイクル・リユース率10% 定規や名刺への再生研究も
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 たんすの衣類を整理してすっきりと新年を迎えたいが、捨ててしまうのはもったいない。そんなときに考えたいのが、衣類のリユース(再利用)やリサイクル(再資源化)。回収された衣類のすべてが再利用できるわけではなく、課題もあるが、業界では定規やマグネットバーとして再生するなどさまざまな形を模索している。(加納裕子)

新たな再生法

 大阪産業大の花嶋温子講師(廃棄物計画)によると、古着の多くは廃棄され、リユースやリサイクルされているのは推定で全体の10%程度。各地では長年、自治会や自治体が回収し、専門業者が買い取るなどしているが、すべてが再利用されるわけではないようだ。

 大阪府南部の専門業者16社でつくる「大阪泉州故繊維協同組合」の東谷泰章代表(61)によると、集められた古着の50〜60%は焼却処分されている。

 リユースできない衣類は通常、綿状に加工して工業用繊維としてリサイクルされ、自動車の内装などに活用される。しかし、化学繊維を複雑に混合した衣類が増加し、どんな種類の繊維がどれだけ含まれているか分からない廃棄衣類は、安心・安全志向が強まるなかで使いにくくなっているのが現状だ。

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