中国、ノルウェーが6年ぶりに関係正常化 「一つの中国」堅持とノルウェー 「深く反省」と中国も評価

 【北京=藤本欣也】中国官製メディアは20日、ノルウェーのノーベル賞委員会が2010年、中国民主活動家の劉暁波氏に平和賞を授与して以降、悪化していた両国の関係が正常化したと報じた。中国外務省の華春瑩報道官は同日、「ノルウェー側は深く反省して教訓を学んだ」とノルウェー政府の対応を評価した。

 ノルウェーのブレンデ外相が19日、北京で王毅外相と会談し、関係正常化で合意。両国は自由貿易協定(FTA)交渉を進めることも確認した。会談後に発表された共同声明では、ノルウェー政府が「一つの中国政策を堅持し、中国の核心的利益を高度に重視する」と強調された。

 中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は20日、「中国を怒らせてはいけないことをノルウェーは6年かけて分かった」との見出しの社説を掲載。「一つの中国」の原則に挑戦するトランプ次期米大統領をも牽制(けんせい)した格好だ。