沖縄県の仲井真(なかいま)弘多(ひろかず)前知事の話
「本日、辺野古埋め立て承認違法確認訴訟の最高裁判決が出され、『前知事の判断に違法などがあるということはできない』『承認取り消しは違法であり』『承認取り消しを取り消さないことは違法である』との最終判断が下され、翁長(雄志)知事の敗訴が確定した。
埋め立てを承認するにあたっては、9カ月もの長期にわたって慎重かつ丁寧に厳格な審査を行った結果、適法と確信し承認したものであり、今回、最高裁の最終的な司法判断として、承認の違法性が明確に否定されたことをまずは歓迎したい。
承認取り消しだけではなく、取り消しを取り消さないことも違法である、と判断されたのであるから、翁長知事は速やかに承認取り消しの取り消しを行い、違法状態を解消する必要があることは、いうまでもない。
他の知事権限で移設を阻止するとも主張しているが、権限は埋め立て承認と一連のもので違法に違法を重ねるだけだ。
これまで翁長知事は承認の取り消しは適法であると繰り返し主張し、県民をミスリードしてきた。また、違法な取り消しによって、現在まで埋め立て工事は中断され、中断に伴って国民の税金が浪費されていることなどに対して、けじめをつけなければならない。