もんじゅ廃炉

「拙速」「検証不足」の声 5人が4回の会議で方針決定

協議会で発言する松野博一文科相(左)。右は世耕弘成経産相、手前は西川一誠福井県知事=19日、文科省(川口良介撮影)
協議会で発言する松野博一文科相(左)。右は世耕弘成経産相、手前は西川一誠福井県知事=19日、文科省(川口良介撮影)

 「拙速」「検証不足だ」-。日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」について、政府は19日、廃炉の方針案を示した。政府案では高速炉開発は継続するとしたが、日本のエネルギー政策を左右する重要な方向性が、限られたメンバーによる数回の会議でまとめられたことを問題視する声も上がっている。

 「もっと丁寧な議論と説明が必要で、今回の方針は十分な議論を尽くしたと思えず拙速の感が否めない」

 19日に政府方針が伝えられると、もんじゅが立地する福井県の西川一誠知事は不快感をあらわにした。

 政府の方針案を話し合ってきた「高速炉開発会議」のメンバーは、世耕弘成経済産業相▽松野博一文部科学相▽日本原子力研究開発機構の児玉敏雄理事長▽電気事業連合会の勝野哲会長▽三菱重工業の宮永俊一社長-の5人のみ。西川知事は入っていない。

 同会議は今回を含めて計4回しか開かれておらず、最初の3回は非公開で行われた。西川知事はこの点についても問題視しており、11月25日に「政府内の議論の様子が地元としては分からない。国民の目に見える形で議論いただきたい」と申し入れている。

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