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今年は「君の名は。」をはじめとした和製アニメ映画の当たり年だった。2次元の世界に浸るのもいいが、生身の俳優、それも日本女優の美しさもいいものだ。〝ひと肌脱いだ〟注目の女優が主演した2本の新作映画を紹介する。
ロカルノに「回春の風」を吹かせた間宮夕貴
17日に公開された「風に濡れた女」の間宮夕貴(25)は、掘っ立て小屋で孤独に暮らす男・高介(永岡佑=たすく)が出会う野性味あふれる女・汐里を演じた。自分を無視する高介を挑発するため男たちと次々と関係していく本能むきだしの女性。間宮本人は「先が読めない女の子。次に何をしでかすんだろうみたいな感じが面白い」と分析する。
グラビアなどで活躍するも、2013年の「甘い鞭」で芝居の楽しさに目覚め本格的な女優の道へ。「屋根裏の散歩者」(16年)などで大胆な濡れ場を披露している。「風に濡れた女」で日活ロマンポルノの初メガホンをとった塩田明彦監督(54)は、オーディション会場に現れた間宮について「芝居を始めた瞬間に存在感が立ち上がってきた」と述懐する。「はまり役だった。この人以外に演じられる人はいないと思えちゃう」とベタ惚れだ。