リーダーの素顔

太陽光で成長 究極の目標「エネルギーフリー(無料)」に挑む Looop・中村創一郎社長

再生可能エネルギーの可能性を熱く語るLooopの中村創一郎社長=東京都文京区
再生可能エネルギーの可能性を熱く語るLooopの中村創一郎社長=東京都文京区

 東日本大震災のボランティアをきっかけに太陽光発電システム関連会社を設立した。高性能・低価格を追求した太陽光パネルキットを販売し、既成概念を打ち破る経営スタイルで会社を急成長させている。究極の目標は再生可能エネルギーを中心とした「エネルギーフリー(無料)な社会の実現」だ。

 --会社設立は東日本大震災のボランティアがきっかけでした

 「震災発生時は中国・上海にいましたが、震災直後に上海のビジネスパートナーから『被災者の助けになりたい』と太陽光パネルを無償提供され、4月に宮城県石巻市や気仙沼市に入って電気が止まっている避難所に太陽光パネルを設置しました。子供たちの『夜トイレに行くのが怖くなくなった』という言葉が心に残り、『人に光を与え、不安を和らげることができる電気の力はすごい』と感じました」

 --会社の急成長の原動力は

 「主力製品は太陽光発電所をDIY感覚で設置できる『MY発電所キット』です。低圧契約に対応する小中規模のタイプから発電能力1000キロワットを超えるメガソーラーまでラインアップをそろえ、部材調達から製造、販売、設置までを自社で手掛けることでコストを抑えました。初年度(平成23年度)の販売実績はわずか2件でしたが、28年度は1800件に到達しそうな勢いです。顧客から『今後も伸び続けるだろうから(当社を)選んだ』といわれるのが誇りです。金もうけではなく理念のために商売していることを理解してもらえたのだと感じました」

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