プーチン大統領来日

「引き分け」より後退したのか プーチン大統領はなぜかニコッと笑い、質問に熱弁を振るった

 安倍外交は、日米同盟を不動の基軸としつつ、常に膨張する中国にどう向き合い、地域の安定と平和を維持するかを念頭に置いてきた。日露関係の強化も、北方領土問題解決のためだけではなく、中国という要素を含めてみるべきだろう。

 今回の一連の首脳会談でも、最初のテーマは安全保障対話であり、外務・防衛閣僚級協議(2プラス2)の再開で合意するなど防衛協力の前進がみられた。

 日本は日米同盟だけに依存するのではなく、オーストラリアやインドなどと防衛協力を進めており、仮にこれにロシアが加わることになれば、東アジアの安保環境は一変する。ロシアは中国と友好関係にあるが、潜在的な不信感も根強い。

 今年は5月にオバマ米大統領が被爆地・広島を訪ねて日米同盟の蜜月をアピールし、12月にはプーチン氏が来日して、今度は安倍首相が米ハワイ・真珠湾を訪ねる。こうした一連の安倍外交自体が、中国に対する強いメッセージともなっている。(阿比留瑠比)

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