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荒木飛呂彦さん(56)の人気漫画シリーズ『ジョジョの奇妙な冒険』の累計発行部数が、19日発売の新刊で、1億冊を突破すると集英社が発表した。同社の1億冊超え漫画は計6タイトルになった。荒木さんは「連載開始から30年を迎えようかというタイミングで1億冊を突破したということは誠にうれしい」とコメントしている。
『ジョジョ』は、「週刊少年ジャンプ」で昭和62年から連載が始まった人気漫画。ジョースター家の血筋でジョジョと呼ばれる少年を主人公に、世代を超えて続く悪との闘いを描き大ヒット。シリーズの単行本は100巻を超え、テレビアニメや映画にもなった。
現在は青年誌「ウルトラジャンプ」で、第8部『ジョジョリオン』を連載中。ジョジョリオンは、日本を舞台に記憶を失った少年・定助の冒険譚で、19日発売の第14巻でシリーズ累計1億冊を突破する。『ジョジョリオン』単独としては800万部。
荒木さんのコメント全文は以下の通り。
「『ジョジョ』の連載が始まったのが1987年。それから30年をまさに迎えようかというタイミングで1億冊を突破したということは誠にうれしいことです。そして、30年の間にこの作品とキャラクターたちを、手にとってきてくれた読者の方々には感謝しかありません。けど、これがゴールではなく、30周年となる2017年もさまざまな企画が盛りだくさんなので、これから先も『ジョジョ』を楽しんでもらえればと願っています」