政治デスクノート

「日本死ね」で流行語大賞を受賞した民進・山尾志桜里氏 どうせ表彰するなら「ガソリーヌ疑惑」で末永く顕彰を

 そんなタイミングで満を持したかのように、「流行語大賞」授賞式という晴れ舞台に臨んだ山尾氏。私が思うまでもなく、ネット上には「なぜ山尾氏が受賞者に? 自分の疑惑の説明が先ではないか」とか「山尾氏には別の受賞対象があるだろう」などという違和感があふれた。

 タレントのつるの剛士さんがツイッターで「『保育園落ちた日本死ね』が流行語。。しかもこんな汚い言葉に国会議員が満面の笑みで登壇、授与って」とつぶやくと、賛否両論の祭り状態となった。

 それでも山尾氏は自らの疑惑を「隅っこ」に放置したままにしておきたいらしい。僚紙・夕刊フジの記者によると、山尾氏の昨年の政治資金収支報告書にも「ガソリンプリカ」代として50回、104万円の支出が記載されていたため、「不正を働いたとする元秘書の手法を続けているのはなぜか?」「2012年分の元秘書の不正を裏付ける証拠は?」などとする質問状を送付したが、いまだ回答がないという。

 疑惑は疑惑として残ったまま、年を越そうとしている。せめて、「ガソリーヌ疑惑」を私的流行語大賞に選定し、末永く顕彰したいと思う。(政治部次長 船津寛)

会員限定記事会員サービス詳細