日露首脳共同記者会見詳報(3)

安倍晋三首相「今回大きな一歩を踏み出すことできた」「四島における共同経済活動はわが国の立場を害するものではない」

共同記者会見に臨むロシアのプーチン大統領(左)と安倍晋三首相=16日午後、首相公邸(川口良介撮影) 
共同記者会見に臨むロシアのプーチン大統領(左)と安倍晋三首相=16日午後、首相公邸(川口良介撮影) 

 安倍晋三首相、プーチン大統領それぞれの発言が終了後、記者との質疑応答が行われた。主な内容は以下の通り。

 --安倍晋三首相にうかがう。16回目の会談となったが、領土交渉そのものの進展について手応えを得ることができたか。それとも双方の認識にかなりの隔たりがあるのか。首相は「時間がない」という元島民の気持ちを強調したが、領土問題の解決には相当時間かかるとの認識か。今後協議する共同経済活動について日本政府は法的立場を害さないことが前提条件との立場だが、今回の特別な制度はこの立場を変更するものではないと受け止めていいか。

 安倍首相「今回、ウラジーミルを私の地元の長門市にお迎えしました。そして昨日は夜の11時35分まで約5時間会談を行いました。そして2人だけで95分間、膝を突き合わせて2人だけの会談も行いました。じっくり話し合うことできたと思います。そしてその結果、平和条約問題を解決するとの真摯な決意、両首脳の真摯な決意を示すことできたと思います。解決にはまだまだ困難な道は続きます。なんといっても70年間、解決できなかった問題でありますし、その間、長い間交渉すら行われてこなかった問題ではありますが、今回、まずはしっかりとした、大きな一歩を踏み出すことできたと思っています。

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