「物語を共有、ありがとう」オバマ米大統領、広島の女性に礼状

 被爆からの復興を支えた女性らの実話を英訳の漫画にし、オバマ米大統領に贈呈した一般社団法人「ピースピースプロジェクト」(広島市南区)の代表理事で原作者の多田多延子さん(48)に、オバマ氏から礼状が届いた。「あなたの物語を私と共有してくれてありがとう」などと書かれていた。

 多田さんは、被爆者の曾祖母や母親らの実話をもとに、被爆地・広島の復興を支えた女性らを漫画「キセキのヒロシマ」に描いて英訳版を作製。「オバマ氏にも読んでほしい」と手紙を添え、ケネディ米駐日大使に贈っていた。

 大使から届いた礼状には、オバマ氏にも漫画を送ったことが記されていた。

 オバマ氏の礼状は11月3日付。「私はあなたの物語に感動しました」と書かれ、「このような物語は、私たちがどこまで来たかの証しです」と指摘。「あなたの人生に幸あれ」と結んでいた。

 多田さんは「困難を乗り越え復興した歴史的事実を伝えることで、オバマ大統領に、広島が平和を願い続ける希望あふれる都市と感じてもらいたかった」と喜びを語った。

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