原発避難先いじめ

千代田区の震災避難者、いじめ「小学生の頃から」 弁護士が会見

 千代田区の区立中で原発事故のため福島県から自主避難している生徒が、同学年の生徒に「おごって」などといわれて菓子代など計約1万円を支払っていた問題で、生徒側から相談を受けた弁護士が14日、都庁で会見し「小学生の頃から避難を理由にいじめを受けていた」と指摘した。

 会見した山川幸生弁護士は、生徒の教科書やノートがなくなる被害もあったとして「学校や区教育委員会は、問題を矮小(わいしょう)化しようとしている」と対応を批判。「避難者として揶揄(やゆ)されること自体、理解に苦しむ」とする生徒の母のコメントも紹介した。

 生徒は「避難者と呼ばれ、『みんなにばらすよ』とねだられた」と話しているが、区教委はいじめがあったと認める一方、福島からの避難が原因になったかは確認できていないとしている。区教委は、弁護士や臨床心理士らによる第三者委員会で調査を続ける。

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