北朝鮮情勢

北特殊部隊が韓国大統領府襲撃訓練、朴槿恵政権の対北強硬策に「心理的報復」か

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮国営メディアは11日、朝鮮人民軍の特殊部隊が韓国大統領府への襲撃を想定した訓練を行ったことを伝えた。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が視察する中、ヘリコプターから降下した兵士らが大統領府内に侵入し、要人を「生け捕り」にする訓練も実施されたという。

 朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾訴追案が可決された翌10日に行われたとみられ、韓国軍は、対北強硬政策を取ってきた朴政権に対する「心理的報復だ」とみている。

 平壌郊外に設置されたとされる約2分の1サイズの大統領府の模型が使われたとみられる。金委員長は「よくやった。敵は身を隠す隙間もない」と訓練の成果をたたえたという。

 韓国軍は、大統領の事実上の不在を狙って北朝鮮が挑発を仕掛けることを最も警戒しており、「挑発すれば、指導部に致命的な打撃を与える」と警告した。

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