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偽「バイアグラ」ネットで横行 「首や背中に鈍痛」…命に関わる危険も 

 佐々木副院長によると、ほかにこんな有害事例があるという。

 《中国で30錠入りを購入したが、日本で処方されるよりも2倍くらいの大きさだった。健康診断で不整脈が出た》

 《知り合いからもらって服用したところ下痢と嘔吐(おうと)を起こした》

 《血流が良くなるのを感じたが、胸を圧迫されるような感じがし、首や背中に鈍痛が走り、満足に仕事ができなくなった》

 佐々木副院長は「安ければいい、簡単に手に入ればいいという認識の人が多い。そういうもんじゃない。命に関わる危険がある」と警告する。

偽造薬の防ぎ方

 どうすれば防げるのか。偽造品の多くは、正規品に外見が酷似しており、販売サイトには「海外製のジェネリック医薬品」などと嘘の表示をしている。

 まずは医者に相談し、正規の処方を受けることだ。仮にネットで見た場合には、用量で真偽を判断できる場合がある。日本では、用量100ミリグラムのED治療薬は販売されていない。またレビトラには本来存在しないカプセル錠があるという。

 金沢大学国際保険薬学研究室の木村和子教授は「諸外国では規制が強化されており、日本へ流入するリスクが高まっている。日本だから偽造薬から防御されているということはない。麻薬に代わる犯罪組織の資金源にもなり得る」と指摘している。

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