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長野県白馬村八方にある家族経営の小さな温泉旅館が、大きな栄誉に浴した。世界の旅行業者を対象にした「ラグジュアリー・トラベル・ガイド・アワード2016」の支配人部門で、「しろうま荘」の総支配人、丸山俊郎さん(42)が最高賞に輝いた。権威ある同表彰で個人部門が設けられたのは今年初めて。22カ国の支配人から選ばれた勲章の第1号は、世界中に「HAKUBA」リゾートの魅力を刻み込んだ。
「正直言って、私なんかが受賞して良いのかと思った。旅館を支える家族や友人、知人、繰り返し訪れていただいているお客さま、そして白馬の美しい自然のおかげだと感謝している」
表彰式で、名前を告げられたときの驚きを興奮気味に話す。しろうま荘は、米国発の世界的なクチコミサイト「トリップアドバイザー」でも上位にランクされており、海外での白馬全体の高い評価に貢献する。