「ストレスは理性脳と呼ばれる前頭葉の働きを弱めるだけでなく、情動や欲求を強めてしまうため、ストレスが溜まっていればいるほど衝動的な怒りや欲求のままに動く危険性が高まります。犯罪とは無縁に思える真面目で物静かな人まで罪を犯してしまうことで、男性の犯罪者数が多くなっているのではないかと考えております」(西橋さん)
もちろんすべての男性が犯罪に手を染めるわけではないし、ストレスがすべての犯罪の引き金となるわけでもないだろう。しかしながら、男性が社会から求められる「男らしさ」が影響を及ぼしていることは否定できない。
(酒井理恵)
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