法務省「犯罪白書」では、一般刑法犯(窃盗、殺人、強盗、詐欺など)検挙人数の男女別推移を公表している。平成26年の結果を見てみると、男性の一般刑法犯検挙人数は女性のおよそ4倍。「教えて!goo」にも「男性に犯罪者が多い理由」という質問が投稿されている。
寄せられた回答は、「やはり女性の方が人間関係でみてもグループで行動しやすい。一方男性は、人間関係でつまずくと孤立することも。孤立してしまうと、自暴自棄になり犯罪に走ることも……な感じじゃないでしょうか?」(zoy255さん)、「一般的に男性は想像力が足りない人が多いです。(中略)…自分のとる行動によりどんな結果が待っているかストーリーを描けない人が多い」(higuchibaさん)といったものだった。
「犯罪者には男性が多い」--これは、何となくイメージとして持っている人が多いのではないだろうか。では、実際に男性が犯罪に走ってしまう傾向などあるのだろうか。心理カウンセラーに聞いてみた。
「男らしさ」の強迫が犯罪へと駆り立てる?
お話を伺ったのは、犯罪加害者のカウンセリングの実績豊富な「カウンセリングルームWILL」の西橋康介さん。