激震・朴政権

朴槿恵氏の弾劾訴追案可決 賛成234、与党から大量造反 大統領の職務停止、黄教安首相が代行

 【ソウル=桜井紀雄】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の友人で女性実業家、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件で、国会は9日、野党が提出した朴氏に対する弾劾訴追案を可決した。大統領府によると、職務権限が同日午後7時3分(日本時間同)に停止された。憲法裁判所が最長180日間、罷免が妥当かを審理し、黄教安(ファン・ギョアン)首相が職務を代行する。国政混乱の長期化は決定的となった。

 朴氏は9日、閣僚らとの会合で「私の不徳で国家的混乱を招き、国民に申し訳ない」と陳謝。憲法裁の審理に「淡々と対応」すると述べ、辞任時期には言及しなかった。

 野党勢力が172人の国会で、訴追案可決には200人以上の賛成が必要だった。賛成は結局234票に上り、与党セヌリ党から少なくとも半数近い62人が賛成に回ったことになる。反対は56票にとどまった。

 朴氏は与党が提示した来年4月の退陣と6月の大統領選の方針を受け入れると表明していた。しかし、世論調査で81%が弾劾に賛成する中、朴氏と距離を置き、賛同姿勢を示していた「非朴派」以外の与党議員の多くが世論に従った形だ。

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