衝撃事件の核心

「殺すぞ、お前」「バカ野郎が!」 暴言、殴打、うめき声…逮捕者が出たブラックバイトの壮絶現場

「辞めたい」が言えず

だが、大学生は正社員でなくアルバイト。辞めずに過酷な勤務をこなしていたのはなぜか。逮捕を受けて会見を開いた大学生は「1回、辞めたいと言ったら懲戒免職にする、懲戒免職になると就職に影響が出ると言われ、それが引っかかってなかなかやめられずにいた」と明かした。

「怖いもあるし、責任感で、やらなきゃいけないと思ってしまったのもある」

ユニオンによると、店舗は人手不足で、大学生だけでなく店長やその夫も休みなしで働いていた。店舗の主力となっていたのは学生バイトで、学業よりバイトを優先させるのが当たり前になっていたという。ユニオンは、「人手不足を背景に、冨山容疑者らの個人的な人格もあって事件が起きてしまったのではないか」と分析。年間1000件ほどブラックバイトの相談を受けるユニオンだが、そのうち約50件は暴力や暴行が絡んでいるといい、「被害に遭った場合は相談してほしい」と求めている。

事件を受け、DWE Japanの代表者は「(冨山容疑者が)店舗で働いていたときの事件なので大変遺憾だ。店舗には頻繁に行っており、被害者のことも知っているが(事件には)気がつかなかった。警察からの協力要請には真摯(しんし)に対応していく」と話した。

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