「日本にいたい」日本で出生のタイ人高校生、強制退去処分覆らず 東京高裁

 小林裁判長は「タイ語で読み書きはできなくても会話は可能で、日本語を短期間で取得した意欲や能力は高い。タイに帰国しても生活に困難は生じない」と指摘。「ウティナン君が自ら入管に出頭したことや、日本で生まれたことに責任がないことなどを考慮しても、在留許可を与えなかったことは不当だったとはいえない」と結論付けた。

 判決後に記者会見したウティナン君は「今後の状況は考えられない。今後も日本にいたい」と話した。

 支援団体側も「他の同世代の子供は将来を考え始めているのに、ウティナン君はそれができない。今後も支えていく」と述べた。