安倍晋三首相は5日午前、首相官邸で記者団に対し、自身の在職日数が同日で中曽根康弘元首相を抜いて戦後歴代4位となったことについて「決しておごることなく、中曽根元首相のように平常心で一日一日、全力であたり、結果を残していきたい」と述べた。
菅義偉官房長官も同日午前の記者会見で「特定秘密保護法や平和安全法制(安全保障関連法)を成立させれば選挙や支持率に大きく影響する。しかし、国民の命と平和な暮らしを守る上で極めて重要な法律だ。そういうことを踏まえながら取り組んでいることでも評価されているのではないか」と強調した。
安倍首相は同日に在職日数が第1次政権(平成18年9月〜19年9月)を含めて通算1807日となり、中曽根元首相を上回った。戦前も含めると歴代6位。来年3月の自民党大会で総裁任期が延長されれば、戦前の桂太郎元首相を抜いて歴代最長となる可能性も出ている。