主張

覚醒剤の再犯 更生支える態勢の強化を

 覚醒剤は強い依存性を持ち、再犯率も高い。肉体や精神をむしばみ、人格を破壊する。絶対に手を出してはいけない。同時に再犯を防ぐため、更生を支援する態勢を強化する必要がある。

 人気歌手、ASKA(本名・宮崎重明)容疑者が覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで警視庁に逮捕された。

 同法違反などの罪で懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を受け、わずか2年での逮捕である。容疑を否認しているが、尿検査で陽性反応が出ている。

 盗聴盗撮の被害を自ら警察に訴え、意味不明の言動をしたから疑われた。覚醒剤の使用による幻覚症状とみられる。

 警察庁によると、平成27年に覚醒剤に絡む事件で摘発されたのは約1万1千人で、このうち64・8%を再犯者が占めている。再犯率は年代が上になるほど高くなる傾向があり、40代は72・2%、ASKA容疑者と同じ50代以上は83・1%に上る。

 ASKA容疑者は判決後、千葉県内の医療施設でリハビリ生活を始め、その後も佐賀県内や東京都八王子市などの複数の医療施設で治療を受けていたとされる。家族のサポートもあり、歌手としての再生を目指していた。

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