政界徒然草

小泉進次郎・自民農林部会長「人寄せパンダ」を卒業?農業改革で手腕アピール 周囲から「出来レース」の陰口も…

 推進会議のメンバーの一人は「個人的に全農は廃止してもいい」と明言する。民間団体である全農の経営に政府が介入することはできないにも関わらず、あえて全農に急伸的な改革を求めたのは、「1年でできなのは百も承知。こちらの本気度を示す狙いだった」(政府関係者)と話す。

 実は11日午前、小泉氏は自民党本部での全国女性議員政策研究会で講演し、党の農業改革について「相手方(=JA側)は気づいていないが、連日党内の実力者と夜ご飯を食べ、泣きついていることが全部耳に入っている」と胸を張り、党内調整に自信を示していた。小泉氏にとって規制改革推進会議の提言は、警戒していたJAでなく、改革の必要性で足並みをそろえていた身内からの不意打ちだったともいえる。

 この提言に対し、JAの支援を受ける議員は猛反発した。17日の農業関連合同会議では45人の議員が2時間以上にわたり「政府と全面対決だ」「地方創生に逆行」と声を荒らげ、部屋には怒号が響き渡った。

 小泉氏の農業改革への熱意に理解を示し、JAグループの意見集約に大きな役割を果たしていたJA全中の奥野長衛会長も「承服しがたい」と怒りをあらわにした。小泉氏は農林族からもJAからも敵視される事態になった。