防衛省は29日、新潟県関川村の養鶏場の鶏などから鳥インフルエンザウイルスが確認されたことを受け、県の災害派遣要請に基づき陸上自衛隊第30普通科連隊(同県新発田市)と第2普通科連隊(同県上越市)の計約450人を現地に派遣したと発表した。24時間態勢で鶏の殺処分、袋詰め、運搬のほか、養鶏場の清掃・消毒活動なども行う。
現地では150人を1グループとし、8時間交代制で殺処分などに当たる。稲田朋美防衛相は28日夜、自衛隊に対し、今後の状況の推移に応じ適切に対応するよう指示。29日の記者会見では、必要ならば派遣隊員の増員も含め検討する考えを示した。