自民党の野田聖子元総務会長は29日、韓国の朴槿恵(パククネ)大統領の辞意表明について、「よく言えば、女性としての潔癖さ(の表れ)ではないか。ストイックな人だと思うので、疑われた以上は潔く辞めなければならないと思ったのではないか」と述べた。産経新聞の取材に答えた。
野田氏は辞意表明の引き金となった疑惑の全貌が明らかになっていないとした上で「国民に支持されず、経済も政治も滞ることを憂慮したのではないか」とも語った。
野田氏は日韓議員連盟のメンバーとして今月4日にソウルで開かれた韓日議員連盟との合同総会に出席した。日韓議連は当初、朴大統領への表敬訪問を調整したが、実現しなかった。