梯久美子さん「狂うひと」 島尾ミホの評伝 「死の棘」をめぐる夫婦の壮絶な闘い(4/4ページ) - 産経ニュース

メインコンテンツ

梯久美子さん「狂うひと」 島尾ミホの評伝 「死の棘」をめぐる夫婦の壮絶な闘い

【用語解説】死の棘

 夫の情事を日記で知った妻が精神の均衡を崩し、精神病棟に入院するまでの夫婦の葛藤を描く私小説。昭和35年から51年まで断続的に雑誌に発表され、52年に単行本化。極限状態から夫婦の絆を取り戻そうとする情感豊かな描写が高く評価され、ベストセラーとなった。

【プロフィル】梯久美子

 かけはし・くみこ 昭和36年、熊本県生まれ。北海道大卒。第二次大戦の激戦地、硫黄島の戦いを指揮した栗林忠道中将の手紙を元にした『散るぞ悲しき』で平成18年、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。